「南大菩薩 日川曲り沢」山行報告



・ 期日:2004年7月17日(土)

・ メンバー:長谷川、清水恒、根来



長谷川さんと高尾駅で待ち合わせ、清水さんにピックアップしてもらい、

曲り沢に向かう。曲り沢峠への道が判りづらくちょと迷った。

林道の途中で車を止めて10分ほどで曲り沢峠登山口につく。ここが入沢地点である。

明るい岩床、小滝があらわれ、次の5段20mの滝を期待するが滑滝状になっている。

5段で長さ20m?この辺りから遡行図と合わなくなってくる。“きれいな沢歩き”もなく

8m、2段7mもなく、まったく遡行図と合わないので「沢を間違えたかな?」

という意見もでる始末。

何箇所か地形と合わない遡行図はあっても、こんなに実地とかけ離れている遡行図も珍しい。

ところどころに滑床があって綺麗な部分もあるが倒木も多く、決してお薦めの沢ではない。

“水流の多い方、多い方と行って最後に枯葉が詰まった沢を詰めると10分ほどで

大谷ヶ丸南の鞍部にでる”とあるが多い方を詰めてゆくと20m以上はあろうかと思われる

涸棚が現れる。こんなデカイのがあるとは聞いていなかったのでザイルも持っていなかった

ため、右側をまく。そこからあえぎながら支尾根にでると踏み跡らしきものがある。

その踏み跡を忠実につめると頂上である。そこは大谷ヶ丸の北峰。遡行図は途中から

右に逃げているが、我々は忠実に最後まで沢筋を遡行したことになる。大谷ヶ丸までは

不明瞭なトレースを辿る。大谷ヶ丸からは明瞭な縦走路となり、道脇にはヤマオダマキや

トリアシショウマ、シモツケソウなどが咲いているが、レンゲショウマはまだ蕾が固い。

40分ほどで曲り峠、さらに40分ほどで登山口(入沢地点)にでる。

HP用の写真を撮るべくデジカメを持参したが、入沢後間もなくレンズに湿気がはいり

カメラが白内障となって撮影不可。

(根来 記)